孤独な大学院生活 in オーストリア

留学

雑記。

だいぶ研究室生活にも慣れてきた今日この頃。共同研究先企業との会議やら弊研究グループ主催の学会やらで慌ただしかったのも先週までの話。大学も気づけば夏休みに入り大学内の学生がガクッと減りました。バケーションシーズンである8月までは特に大きな行事もなく会社との進捗確認ミーティングがあるくらい。

つい先日自分用のPCがようやく支給されたは良いものの新しいPCのセッティングを唯一行えるネットワークの管理人が一週間ほど休暇を取っているためまだ使えず。加えて今まで使っていたPCがあるラボが集中実験クラスで使われているため自前のMac Bookしか使えない状態。回したいシミュレーションがあるのだけど、まぁ数日間の我慢。特にやることも無いので専門書数冊借りて勉強中。

今まで自分の研究では設計・実装・測定手法までいろいろやってきたけどどちらかというと手を動かすのがメインな感じでお恥ずかしながらそこまで深く理論の方を勉強したわけではなかったのですでに読み終えた(と思っていた)本でも一から詳しく読んでいくと新しい発見が多々あって面白い。

今の時代、電気・電子工学分野においては3次元電磁解析ソフトの発展のおかげで見よう見まねでもそこそこRequirementに沿ったものができあがる。得られた測定結果に対する解釈とか次の課題の発見、設計・実装の改善等はもちろん前提となる知識と経験がとにかく必要で理論だけでは到底全て賄えるわけでは無い。
中でもRF(高周波)分野のエンジニアは職人と呼ばれるほど技術力が高くて彼らは本当に電波が目に見えていると思う。いつだったか師から言われた一言に、回路を見ただけで電波が見えるようになってほしい。というのがあるけど電波が見えるにはまだまだかかりそうだ。

理論自体は100年近く前に構築された古典理論が未だに有効な分野なので、突き詰めて言えば100年分勉強しなければならないのだけれど。可処分時間はそこそこあるので、仕事と平行して頑張りたいところ。

すごい長い無駄話でした。

以下、本題。(といってもこっちもよもやま話)

最近は基本大学にいて会議がある時だけ会社に行くという感じだから1日の大半を研究室で過ごしている。研究室には同僚や修士で働いている学生もいたりしてタイトルのような文字通り孤独、というわけではない。BBQパーティにも参加したし先週の学会もなんかすごい伝統的なスタイルで行われる中、立ちテーブルを囲んでコーヒーを飲みながら優雅にディスカッションを楽しんだ。

孤独というのは日常において研究に関する議論ができる相手がほとんどいないこと。てか研究のことじゃなくてももっと一般的な勉強会とかゼミとか、そういうのが無い。博士課程の院生なんか誰一人として共通のプロジェクトに参加していないから特に接点がない。あったとしてもあまりそういうの乗り気じゃなさそう。基本みんな個人で研究に打ち込んでいる感じ。
会社の上司もプロジェクトリーダーもそれはもう忙しそうだから気軽に話しかけれない。自分は日本の大学にいたころは勉強会企画したりゼミで積極的に発言するタイプだったので(なんか意識高そうに聞こえてしまうけど好きな分野についてのディスカッションが好きなだけ)なんか物足りない。
こっちの博士課程の院生は前から言っているようにもはや職員の一人なので修士の学生をつかまえて勉強会しようなんて言えない雰囲気。仕事に集中しろって感じ。オンラインの勉強会でもあったらそれに参加したい気分。
来月から新しいPhD院生が同じ研究チームに来るらしいので期待したい。

振り返ってみれば日本にいたころの博士課程の先輩もなんかそういう意味においては孤独そうな感じだった。話す機会があれば例えば自分の研究に対してすごい質問してきたけど。先輩から特に研究を紹介されたことは無かった。博士課程の学生というのはたいてい孤独なんでしょうか。このような状況にもあと数ヶ月もすれば慣れると思うけど。誰か良い人いたら誘って何かやりたい。

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