初心に返ってブログやり始めたころの気まぐれ日記なるものを書くことにした。わりとどうでもいいネタを後から振り返った時に懐かしむために書く。
昨年度、大学構内に新しい研究棟が完成し、ウチのラボからも半分くらいそっちへ移ったがつい先週、自分も移させてもらうことになった。そもそももともとオフィスとして使用していた部屋が修論書く修士の学生用であったところを一時的に使わせてもらう形だったため、長期休暇明けは常に人で混みあっているのが少し嫌だった。本来は去年末くらいに移る予定だったがロックダウンとかホームオフィスとかいろいろあって棚上げされていた。
新しいビルだけあってトイレもきれいだしコーヒーメーカーが3つくらいあるし椅子も心地よい、文句なしである。オフィスを共有するのもD2、D4の博士課程の学生のみでまったくもって密度が疎である。素晴らしい。よくヨーロッパの人がやっている家族の写真をデスクの上に置いているやつ、私は去年天国にいった犬と猫の写真を置いている。ペットロスで死にそうな時期があったんだけど、それを乗り越えた後に自分から初めてそういうことをやってみようと思った。今でもたまに夢に出てくる
よくこっちの人が職場のデスクの上に家族の写真置いてるやつを試験的にやってみようと思ふ pic.twitter.com/yIRZPh6Xjx
— Hiro🇦🇹 (@yuyusamalife) March 4, 2021
ところで自分はぼっち飯が好きである。この単語自体が揶揄から生まれた単語であると理解しているがそれはもう大学の学部時代からぼっち飯が好きだ。学部時代は大学から徒歩圏内に下宿していたため朝昼晩土曜昼まで学食にお世話になっていた。毎日決まった時間に曜日ごとに決まったものを食べる。自分流の生活リズムの整え方である。もちろん友達付き合いなどで早め遅めに時間を合わせることもあるけど可能な限り自分でコントロールしたいところである。ちなみに水曜日は二郎ラーメンの日だった。オーストリアでの大学生活でも11時きっかりにMensa(学食)で昼食を取り、15時きっかりにカフェでカプチーノとドーナツを注文する。向こうも自分の顔を覚えているのでJa, wie immer, bitteで注文が済む。
オフィスのお引っ越ししてからほかのPhDの学生とともに昼食を取ることが多くなった。11時きっかりではいささか早すぎるので11時半くらいにMensaで食事する。別にコミュニケーションを取ることに何の問題もないし(それぞれカナダ・スペイン・南ア出身でそこそこドイツ語も話せるが基本会話は英語である)、むしろそれはそれで楽しいんだけども一方で帰ってくると12時をすでに回っていたりするので完全に生活時間が固定化されていた引っ越し前のことを思い出してたまに寂しくもなる。
夕食も平日グラーツにいる間はほとんど自炊しているが、最近パスタだけでなくリゾットも作るようになった。パスタの場合はペペロンチーノかカルボナーラで作り始めると同時にビッグバンセオリーを1話見始め、食べ終え皿洗いが終わると同時に見終えるという完ぺきに最適化された食生活を送っていたのだが、リゾットはその倍くらい時間がかかる。スタトレ1話見れるくらいに長い。ただ味はリゾットの方が良い。手順もだいぶ慣れてきたのであとはその時間にあった作業用ドラマかポッドキャストを見つけるだけである。
ちなみにこんな食生活であっても(だからこそ?)日本にいたころよりも痩せている。強制二郎断ちが思っていたよりもダイエット効果をもたらしているのかもしれない。まぁパスタリゾットは自分で量調節できるし。いくら遅くても夕食が9時より遅れることはないのでそれも大きな要因だろう。アパートのRuhezeit(静かにする時間)も厳しく決められており、東京に住んでいるときよかよっぽど規則正しい生活を送っているのだが、たまには夜10時くらいに二郎行って帰りに深夜までゲームセンターで遊んで終電で帰る生活がとても懐かしくなる。
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