ウィーン病院退院記

退院した。前回の続き

日曜日の朝。処方箋と病院の滞在証明、病歴とこれまでと今後の処置が書かれたPatientenbriefをもらったあと、退院手続き(Abmeldung)をする必要もなくすんなりと病院を出ることができた。

まだ完治ではない。抗菌薬を1週間分飲み続けなければならないし今でもたまに耳からなにか得体の知れないものが出てくる。でもちょうど1週間前のようなヨーグルトとかスープしか食えないほどの痛みはもはやなく、退院祝いにピザも食べることができた。

食べることは生きることなんだなー、と、別に死にかけたわけでもないけど家で何か普通に食べるの実に3週間ぶりなのでそう思わずにはいられない。大口を開けるとまだちょっと疼くような痛みがあるが、徐々に良くなってきてはいるのであと1週間くらいで完治してほしい。

とくに2週間後には国際会議でロンドンまで飛ぶ必要があるので、それまでに痛みが残ってたりまだ耳からどろどろ何か出てくるものがあると非常に困る。

ところで、病院で過ごした火曜深夜から日曜朝までの四日間と半日。病院での生活は退屈であったがkindle先生のおかげでいろんな本を読むことができた。ヨーロッパにいてもkindle対応書籍であればその場で買えて日本語の本を読むことが出来るというのは本当に素晴らしい。かがくのちからってすげー!

彼女にラップトップや任天堂switchとか持ってきてもらうことも可能だったが、そんなものをもってきてもらうと一日中仕事やゲームばかりやっているのは目に見えているのであえて読書に集中する時間が作れたのはよかった。

2月から継続して読み続けているGuy Standing著のThe Precariat

永遠に読み続けているドイツ語レクラム文庫のText zur Wissenschaftstheorie

佐藤勝彦さんの量子論の本

PHP新書エマニュエル・トッドの大分断

とくに量子論の本は面白くて一日で読み切ってしまった(大して長くもないけど)。学部のころ、量子力学基礎とか選択科目で取ってたが正直何言ってるかよく分からんかった。でも電磁気学に多少明るくなって数値計算の実装力も向上した今なら同じ講義を聴くことで改めてわかってくることはたくさんあるんだろうなと思いながら学部生の頃に帰りたい、と1日に1回は考えている。

あと英語やドイツ語の本を読むにあたっては最近はWPM, words per minite, の向上を心がけている。英語を計測するとだいたい200~250と出てくるのでこれを300近くまで、ドイツ語は200くらいまで上げることが今年の目標である。

閑話休題。

退院したは良いが、もともとは日本で休暇を満喫する予定だったのでまだ有給休暇中である。仕事はしなくても良いが、国際会議の締切が2つあり、入院してたのもあってsubmit完了してないのでそうもいっていられない。今年中に博士号取得できるかに関わってくる重要な案件であるので何としてでも終わらせねば。といってもストレスを感じるとたぶん病気悪化して病院へと逆戻りなので、まだ退院2日目でもあるし気楽に作業できる範囲でコツコツとやっていくのが今取れる最善手であろう。

ちなみに日本への一時帰国はGW明けに延期しました。その頃にはコロナとウクライナ情勢が今以上にひどくはならないことを祈る。

終わり


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