オーストリアで有名なチョコレート工場Zotterに行ってきた

旅行

オーストリアはチョコレートケーキの王様ザッハトルテが生まれた国である。日本へのお土産に買うのはいつもチョコレート。モーツァルトクーゲルはザルツブルクでしか買えない本物も含めてちょっと飽きた。

スーパーに行くとチョコレートが棚を占めているけどその中でも異彩を放っているチョコレートブランドがある。その名もZotter。(ドイツ語読みでツォッター)ちょうど今食ってるけどこんなパッケージ

やべぇうまい。他のチョコレートと一緒に買ってはいけない。

オーストリアでは有名なチョコレートであるZotter。そこのチョコレート工場がグラーツから近い場所にあるので先月行ってきた。2年ぶり2度目。

グラーツから近いといえども電車でグラーツ中央駅から最寄り駅(Feldbach/Raab駅)まで1時間、さらにそこからバスorタクシーで15分というド田舎である。今回はありがたいことに友人が車を出してくれた。高速使っておよそ1時間弱東へ。地図を見るとほとんどスロベニア・ハンガリーの国境近くとなる。そんなアクセス難にも関わらずグーグルレビューは6000件近くあり未だに4.8という高評価を維持している。正直ウィーンからでも来る価値はある場所だと思っている。ちなみに先月行ったときは修学旅行(?)でチェコから来た高校生たちでにぎわっていた。

チョコレートの歴史が深いオーストリアの中でも新進気鋭の部類に入るであろうZotterは工場も現代アートまみれである。R指定をくらってもおかしくなさそうなオブジェが至る所においてある。

入り口に入ると気味の悪い像が出迎えてくれる

工場見学料は大人一人20ユーロもしないくらい。オンラインで予約ができる。ツアーの最初にZotterに関する紹介ビデオを見ることができる(見なくてもよい)。フェアトレードの話が多い。ツアー入り口ではスプーンが渡される。以降、チョコレート食べ放題である。

砂糖を混ぜる前のチョコレート、苦い

あくまでチョコレートの製造工程を見学するツアーなのでカカオ豆を砕くところから始まる。いろんなカカオ豆を食べることができる。我々が行ったのは土曜日だったので工場内で従業員を見かけることはなかった。だいたい右の画像にあるようなノズルが付いていて引くと一口分のチョコレートが出てくる。それぞれ一口で抑えても後半には具合が悪くなってくること請け合い。

グアテマラ産、ペルー産、コロンビア産のミルクチョコレート

少し進むとミルクチョコレートはもちろん、ベリー系、ナッツ系、コーヒー系などバリエーションが豊富になってくる。緑色のやつは抹茶ではなくだいたいピスタチオなので注意。ここで食べすぎるとよくない。

製品版

後半はパッケージングまでしてある実際の製品が食べ放題である。食べまくるのはここ。このフロアに来るまで食べるのを我慢できた人は幸せになれる。

クリスマス限定チョコレート

ツアーが終わるとどでかいお土産コーナーがある。クリスマスマーケット期間中だったのでオーストリアのクリスマスならではのGlühweinやPunschといったアルコール系のチョコレートがたくさん置いてあった。日本の帰省用に5000円分くらいチョコレートを買った。

実はZotterは工場外敷地の方が圧倒的に広い。いくつかのハイキングコースがあって工場の周りをぐるりと回るショートコースでも20分くらいかかる。牛や鶏などがたくさんいる。夏場はレストランが開いていてハンバーガーがとてもおいしい。

アイデアの墓地

個人的におすすめのスポットはIdeenfriedhof(アイデアの墓地)である。Zotter内で提案されて却下されたものやすでに生産を終了しているチョコレートのネタが墓に刻まれている。右の墓に刻まれているのはSchweineblut(豚の血)である。Eww。

とまぁこんな感じ。ハイキングも含めれば一日中遊べると思う。クリスマス限定チョコレート目当てでなければ夏がオススメ。冬は寒いので。グラーツに観光がてら来るのが一番良いかもしれない、ただグラーツを1日観光するのとZotterのチョコレート工場に行くのどちらか選べと言われたら間違いなく後者を選ぶであろう。チョコレート好きにはそれくらいの価値がある。来る前にNetflixでチャーリーとチョコレート工場を観てから訪れることをオススメします。ではノシ

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