ヴルカヌス・イン・ヨーロッパでの企業研修を振り返る〜仕事の進め方編〜

留学

6月に入りオーストリアでのPhD Candidateとしての生活が始まりました。

労働契約書へサインし、ガイダンスや研修もほとんど無く、PhD院生用の部屋を与えられPCが支給され教授からは今月末にミーティングあるから、じゃあ頑張ってと言われそのまま出張に飛んで行ってしまい初日以来顔を合わせていません。

まぁすでに海外の研究機関と企業の研究部門で長期のインターンを経験しているのでこういった状況にはもう慣れてしまいました。ただ自分でToDoリストとかタイムスケジュールとかまとめていると2年前のインターンの思い出がふつふつと湧き上がってくるのでここで(今さらながら)当時のインターンを振り返りたいと思います。

私は経済産業省管轄の在欧企業研修プログラム「ヴルカヌス・イン・ヨーロッパ」に2年前に参加しました。ヴルカヌスって何?って人は昔書いた記事にいろいろまとめてるので覗いてみてください。

ともかくこのプログラムに参加して自分はオーストリアのわりと大きな電子部品メーカーの研究開発部門で8ヶ月間研修を行いました。それまでも大学院のプログラムを利用して東南アジアの研究機関でインターンしたりそもそも大学での研究は某国立研究所と共同で行ったりしていたので大学外の研究者やエンジニアの人たちと仕事をするというのはそこそこ慣れていましたが”ヨーロッパ”の”企業”でインターンするのは初めてだったので結構不安もありました。

インターン全体の仕事の流れとしては数ヶ月単位で大まかな仕事を与えられ、細かい部分やスケジュール等は自分で調整する必要がありました。最初の月こそは研修期間ということで社内工場の全部門を早朝〜深夜シフトを通して見学したりしましたがそのあとの仕事の裁量権は大きかったです。ただ裁量権が大きいということはその分自分でやるべきことをきちんと把握しておく必要があります。進捗はスケジュール通りか、進捗があってもあらぬ方向に進んでしまっていないか、そもそもそのスケジュールのままで大丈夫か、短期、中・長期スケジュールと現状の進捗との擦り合わせ等を常に意識しなければなりません。

日本の某国立研究所で研究していたとき、毎週の進捗報告と次週のスケジュールを週報として報告したり必要なミーティングは自分で設定する決まり等があったので当時のラボ畜経験はその時本当に役に立ちました。

実際、毎週定期ミーティングを開くことを上司に提案し、これまでの進捗以上に今後の予定を中心に議論を通して深めていくことができました。その際は自分の各仕事に対する理解度に関してわかる・わからないをはっきりさせておきわからない部分についてどう対応するべきか上司に相談できたのも良かったと思います。

12月ごろには時間的余裕もでき、解析業務が多かったので解析実行中に論文を読めるくらいの暇ができていました。

当時はM1終了時でのインターン参加でそれまでの研究もキリの良いところで終わらせてきたのでM2の研究内容を探す必要がありました。幸い、自分の大学での研究テーマと会社での仕事内容は似通っていたところがあったので定例ミーティングに自分の研究内容をさりげなく盛り込んだ新技術の提案をしたところこれがヒットして実際に仕事で進めていこうという話になりました。

年明けから年度末にかけて出張とか社内改装等でドタバタして結局インターン期間中に自分の定めたスケジュールを守りきることができませんでしたが、上司からは自分が日本へ帰った後もその研究を共同で続けたいという嬉しい報告をいただき、日本に帰った後もその会社と良い関係を保てたまま修士課程を修了することができました。(お賃金ももらえた)

疲れたので今回はこの辺で。まぁ8ヶ月もあると良いこと悪いことたくさん経験したけど今回は良いことばかりをまとめました。今オーストリアでDoktorandやれてるのもヴルカヌスプログラムとその会社のおかげです。インターンで得た経験を今後の博士課程でも活かしていきたいというのが本記事の最大の目的なのであまり人に見せる体を成していなくてすみません。日本語がすっかり下手くそになってしまったのでリハビリがてらヴルカヌス振り返りシリーズを近日中にいろいろ更新して行きたい。

ではノシ


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